旅の記録

大学生の旅記録

トルコを目指す理由

日本→ロシア→トルコ→ブルガリアギリシャ→イタリア→日本

というルートは、そもそもトルコに行きたい!という2人の希望から出来上がったルートだが、ルアンパバーンで出会った日本人親子がいなかったら、このようなアブノーマルな旅が実現しなかったであろう。

 

僕らが長旅の末にルアンパバーンに到着し、右も左もわからない状態で「ここどこですか?」と話しかけた親父さんと大学4年生の娘さんがその親子だった。彼らとはルアンパバーンで何回も偶然遭遇した。その度に雑談を重ねた。親父さんは愛知県で世界史の教員をしているらしく、娘さんと世界各国を旅してきたらしい。中でもアジアとヨーロッパの文化が混じり合う奇想天外なトルコが親子の一押しらしく、僕らはトルコへ思いを馳せた。

 

後からわかったことだが、親父さんは同じ高校出身で同じ大学に通う後輩の弟の副担任を務めていたらしく、世界の狭さを痛感した。

 

このような経緯で僕らはトルコ行きを決定したのだが、1カ国ではかなり物足りないのが僕らの性分である。一度陸路で国境を越える経験をしてしまうと、あのスリリングさが癖になって仕方ない。タイのチェンマイからラオスへの夜行バスでは突然ラオス警察がバスの中に入ってきて持ち物調査をし始め、ベトナム人達を疑って1時間以上バスが動かなかった。夜に小さな錆びれた村で降ろされ、お腹は空いているのに謎の料理の数々に食欲が湧かなかった。スリリングだが貴重な経験だった。

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過酷な夜行バスの車内(狭くて異臭がする)


最初は右にずれて、ジョージアに行こうと思った。しかしジョージアに行ってしまったら、危険な国ばかり周りにあるため、2カ国しか行けないのだ。左に行くことに決め、ブルガリアギリシャと進むことにした。

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ロシアは飛行機のトランジット(乗り継ぎ)で降り立つことができる。イタリアはアテネから飛行機で3000円~4000円だせば行けることを知り、テンション上がってノリで決めた。何とも僕ららしい決断である。

 

話せばもっとたくさんの面白い話があるのだが、そこまで文章を書く気力は僕にはないので、大まかな経緯についてはここまでにする。そして今からバイトだ、、、がんばろ、、、