Day16 トレッキング1日目
朝から下痢と腹痛がひどく、トイレに10回くらい行ったが、今日から2泊3日のトレッキングに行く。ネパールに来て山を見ずに終わるのは少々もったいないという考えと、単純に暇だった。ネパールにはたくさんの寺院があるが、色々な国で寺院を見て正直飽きた。もう寺はいらない。
昨日泊まっている日本人宿で英語ガイドと日本語ガイドで迷い、少し安いほうの英語ガイドを頼んだのだが、なぜか日本語ガイドになっていた。この宿は相当適当である。同じツアーに申し込んだ日本人の方がいたので、ガイド2人含む4人で山に向かった。
スタート地点
一緒にトレッキングをしたYさんはカナダ在住の日本人。カナダ人の旦那と世界中を旅した後に、1人で旅行しているらしい。インドに2ヶ月も沈没した後にネパールへやってきた。彼女とはたくさんの話をしたが、彼女の生き方に大きな影響を受けた。僕が見ていた世界は狭かったのだと痛感した。「若いんだからなんでもできる」という説得力のある彼女の言葉に背中を押された気がした。みなぎるパワーを感じる女性だった。かっこいい。
ガイドのロウさんとガネーシャさん
僕のガイドであるガネーシャさんはエベレストを含むネパール中の山に何千回と登ってきた山のスペシャリスト。山に登りながらたくさんのことを教えてくれた。正直ここには書けないようなネパール登山界のブラックトークが非常に面白い。
ロウさんは4月に日本から帰国したばかり。お茶目
この時期は雨季のため、道がぬかるんでいる。雨が降りそうだったが、なんとか持ち堪えた。
クワガタ
正直長い時間歩いているだけなので、特筆することはない。4人でおしゃべりしながら楽しく歩き続けた。山道は急で息も切れたが、ネパールに来てから1番楽しい。富士山に登りたいなとも思うようになった。
マリファナめっちゃある
ヤギ
5,6時間歩いたのか?わからないが、チサパニという場所が本日の宿。首都のカトマンズでもそうだが、チサパニの宿は数年前の地震で崩れ去ってしまった宿も多い。
ピサの斜塔並み、それ以上に傾いている
景色は非常に良い
そこまでしっかりとした宿でもなかったが、ホットシャワーがでるというだけで、僕にとっては天国だった。何日ぶりのホットシャワーだろうか。
トレッキング中の民家ではいたるところでお酒が作られている。宿で作られた鹿肉と共に地酒を飲んだ。日本酒みたいな味がする。
夜ご飯は定番のダルバート。ネパール人はほぼ毎日ダルバートを食べるどころか、昼ダルバートで夜もダルバートだ。僕もネパールを離れると、このダルバートが恋しくなるだろう。日本で見るインド料理屋はほとんどネパール人の経営だが、ダルバートも食べられるのだろうか。
ほとんどホテルに客はいなかったが、目がいっちゃってるネパール人達がいた。ネパールでもマリファナは違法だが、彼らは山まで来てマリファナやその他の薬物を吸い、帰っていくらしい。睨まれたし怖かった。
ガネーシャさんのエベレストトークに花を咲かせ、楽しいディナーだった。お酒も飲んだし疲れていたので一瞬で寝た。