Day12 メテオラ修道院群
9時にホテルの近くからメテオラ行きのバスが出ているらしい。朝早く起きてホテルの前の道路で待っていたのだが、待つ場所を間違えていたようで乗り逃してしまった。次のバスが12時らしいので、カフェで時間を潰すことにした。
カランバカの街から望むメテオラ
ここのギリシャヨーグルトが絶品。蜂蜜も濃厚でヨーグルトも濃厚。ギリシャヨーグルトはねっとりしていて舌触りが良い。こんなにも美味しいヨーグルトは初めてだった。
激ウマ
12時にバスに乗りメテオラへ。メテオラはやっぱりすごかった。まさに天空の城。こんな光景は他では絶対見ることができない魔法の世界にある光景だった。1番大きなメガロメテオロン修道院は撮影禁止の宗教画部屋があり、圧倒されて言葉を失った。キリスト教徒の観光客達は皆胸元で十字を切りながら鑑賞する。
メガロメテオロン修道院
断崖絶壁
メガロメテオロンから見える修道院
宗教画の一部(撮影可)
天空の城に猫がいた。僕が座ると近づいてきて猫も横に座った。
余談だが、今でさえ階段が作られているが、かつてメテオラにある修道院の中に入るための手段はロープしかなかったらしい。上からロープでカゴを吊るし上げ、人間や物資を運ぶ。
上に小さくカゴが見える
そしてメテオラにそそり立つ岩山は今でもどのような過程を経て出来上がったものなのか解明されていないそうだ。地球上にはまだまだ神秘がたくさん存在する。
日本人観光客はまぁまぁいた。ツアー客が多い。おじいちゃんおばあちゃんが大きなバスから沢山降りてきた。高級そうなホテルで優雅にディナータイムしているのも見かけた。余生を謳歌しているようで何よりだ。ツアー客じゃないにしてもアテネ観光のついでに日帰りでやってきた日本人が多かった。アテネ観光に行く予定があるならば、彼らのようにメテオラに訪れてみてほしい。
メテオラは素晴らしかった。しかし階段も多く、日差しの照りつけが半端なくて疲れた。タクシーを呼んで14時30分には帰ることにした。
ホテルで荷物を受け取って駅へ向かう。17時32分発の列車でアテネへ。18.3€。
日本のように改札はなく、駅員が席までやってきてチェックされる。自由に駅に入れるせいなのか、列車は落書きだらけ。席にまで物乞いの人がやってきてお金や食べ物をくれと言ってくる。列車が出発してもなぜか物乞いの人が列車の中にずっといた。あれは何だったのだろう。しかも大声で喧嘩のような声が聞こえた。
しかし列車の中はとても快適で綺麗。6人部屋の個室。僕ら以外には女性が1人いるだけだった。僕らは夕飯としてピタというギリシャのファストフードを購入していた。かなりお腹も空いており、コンビニのようなところでドリトスも買っておいてさて食べようとしたが、一転。このピタという食べ物はどうやらかなり匂いがきつい。ハンバーガーとサンドイッチを足して2で割ったようなジャンキーな食べ物が、とてつもなくジャンキーな匂いを発している。しかも目の前にいる女性は潔癖症らしく、手の触れそうなところを除菌シートでかなり念入りに拭いている。ここでこの匂いのきつい食べ物を食すのはかなり気まずい。すると彼女が「他の部屋が空いているので、そこなら匂いを気にすることなく食べれるから交互に行こう」と提案してくれた。結局僕たちは交互に別の部屋へ赴き、ジャンキーなピタを食したのだった。ギリシャへ来て、高カロリーなものを食べたくなった時にはおすすめだ。値段も2.3€と、かなり良心的。ぜひ食べてみてほしい。
22時過ぎアテネ着。アテネは治安があまりよろしくない。ホテルまでの夜道が怖くて仕方なかった。2人でビクビクしながらホテルにたどり着いた。本当に肝を冷やした。明日はとりあえず休憩したいと思う。休息日も重要だ。ギリシャライフはあと何日か続く。予定も立て直そう。おやすみなさい。
今回のブログは一部、彼女が書いたものだ。僕の口調に似せたらしいが、かなりよくできている。彼女によって書かれた部分を見つけることができた人は是非教えて欲しい。